■チェコ軍 キャンバスショルダーバッグ 【Czech Army Canvas Shoulder Bag】

チェコ軍

こんにちは、虚空蔵です。

先日は、ポーランド軍のガスマスクバッグをお出かけ用にご紹介しましたが、

今日ご紹介するショルダーバッグも、負けていませんよ!

これからの夏の時期、どうしてもTシャツにハーフパンツ、ポロシャツにジーンズなど、

ワンツーコーデになりがちな季節ですよね。

そんな時、存在感抜群のこいつを肩掛けすれば、ちょっと違ったミリタリースタイルの完成です!

それでは、いってみましょう!

■ チェコスロバキア軍のヴィンテージバッグ

今日ご紹介するのは、チェコ軍のキャンバスショルダーバッグです。

(多分)1970年代の品です。

だとすると、

正確には、”チェコスロバキア軍”のキャンバスショルダーバッグというのが、正しいですね。

1912年~1992年にかけて、チェコスロバキアという国は存在しましたからね。

正しくは、チェコスロバキア軍(現チェコ軍)キャンバスショルダーバッグ です。

学生時代の地図帳は、チェコスロバキアでしたよねぇ。懐かしい。

ぼろいバッグ、では断じてありません!(笑)

名前の通り、本体部分はかなり荒めのキャンバス地でできており、重厚な感じの生地感です。

時代を感じさせる、重みのある生地ですね。

70年代の軍モノにしては、その荒い生地感ゆえか、ヴィンテージものの風格が感じられます。

というわけで、シンプルコーデにプラスすると、雰囲気をがらっと変えることができますよ!

( 嫁さんいわくは、”ぼろいバッグ”・・・。 )

いや、男性諸氏はそんな意見は気にしないのです!

古着に理解のある女子も、気にしないのです!!

皆さんは、むしろ、これを”味”だと、感じますよね!?

■ うちの、チェコ軍 キャンバスショルダーバッグは・・・

さてさて、気を取り直して、

うちにある、チェコ軍 キャンバスショルダーバッグは・・・

  • 1975年製
  • ?製造
フタ内側のステンシル

という子です。

残念ながら、ステンシルが消えかかってますので、じっくりじっくり見ると、75に見えます。

(2行目。この位置に年代が入っているのは間違いありません。)

よって、1975年製ではないかと思われます。

本来であれば、2行目の一番左にチェコ軍の紋章 クロスした2本の剣【双剣マーク】が入り、その右側に製造年が入る形になっているはずです。

うちのバッグだと、双剣下側の、剣の柄部分が黒く見えますね。

ボディ本体のサイズは

  • 縦 :20cm
  • 横 :28cm
  • マチ:9cm

というサイズ感です。

先日ご紹介した、ポーランド軍のガスマスクバッグとも近いサイズ感で、

お散歩にもちょうどいいサイズ、ですね。

とはいえ、後ほどご紹介しますが、意外に収納能力は高く、男性のちょっとしたお出かけグッズはほぼ収納できるのではないでしょうか?

■ いかにもヴィンテージ風のたたずまい

 パーツは?

ではでは、各パーツを細かく見ていきましょう!

チェコ軍 キャンバスショルダーバッグ

正面から見た、キャンバスショルダーバッグ。

このチェコ軍独特の色味が、渋いですよね。

フランス軍のモーターサイクルコートとか、あの辺の色味が好きなかたにはドンピシャだと想像します。

色味が近すぎるので、モーターサイクルコートにこのバッグは使えないと思いますが(笑)

70年代の軍モノにしては、ヴィンテージ的なニュアンスがとても強い品です。

ハンガリーやチェコあたりは、コートなどの装備品も年代以上に古い生地感のものが多く、比較的近代のものでもネップ感があるような生地で製造された装備品も多いです。

東欧組は、物資の関係もあって、90年代後半、現代装備への移行が遅かったのかもしれませんね。

ヴィンテージといえば・・・

このバッグはデッドストックで手に入れたのですが、バッグ正面に擦れたような白い跡が付いていて、洗っても取れません。

倉庫の底でも擦ってきたのでしょうね。

ふたはこんな感じで開きます。

開けてしまえば、がばっと開くタイプなので、モノが探しにくい、ということはありません。

写真から布地の感触が見ていただけますでしょうか?

非常に荒々しく、かつしっかりした生地です。

がっしりとした布地というような表現がぴったりくるかもしれません。

麻袋に似たザラっとした触感で、下の写真でもわかるように、少しだけ毛羽たちも見られます。

バッグ本体正面のフラップを留めるための双剣ボタン

ボディ本体のフタは、ボタンで留めるスタイル。

左右に1つずつ、合わせて2つのボタンで留めます。

ボタンはプラスチック製の、チェコ軍の双剣マークが付いたボタンで、一目でチェコ軍のものであることがわかります。

それを、太めのループひもに通して、ふたを留めます。

そういえば、このバッグはデッドストックで手に入れたのですが、

うちに来た段階から、双剣ボタンを留めている糸がゆるっゆるだったものですから、

このボタンを縫うところから、うちのキャンバスショルダーバッグとの出会いが始まりましたね。

そういうことも、現代の既製品にはない、軍モノならではの楽しみといえるかもしれません。

(といいつつ、初めて見た時には、うわ、面倒くさ!このままじゃ使えん!

 と思っちゃいましたが、結果上手に縫えたし、いまではいい思い出です。笑)

メインベルトと縫い込み

次は、肩にかけるメインのベルトを見てみます。

バッグ本体の色味とはまた違った、マスタード色に近いようなオリーブです。

これが白Tシャツなどと合わせると、独特な色味で目立つんですよね!

根本は金具を挟んで、根本側は縫い込まれています。

ベルトの長さ調整は、写真の渋いパーツで調節します。

このあたりにも、ヴィンテージ的風格を感じますね。

裏側 (身体側)の仕様

次は裏側、体側のパーツを見てみます。

メインの肩掛けベルトとは別に、腰に固定するための細いベルトが付いています。

メインのベルトとは異なり、厚みのない、細めの布地ですので、うるさくはありません。

私は、上の写真のように、くるりと周回させる形で、固定してしまっています。

細ベルトを通している、縦についたキャンバス地のパーツは、ベルトを通して固定するためのパーツだと思われます。

実は、そのベルト通しのパーツがあるからでしょうか、メインの肩ベルトもそれほど長くはなく、ちょうど上記のパーツが腰あたりにくる、そんな長さまでしかメインのベルトも伸ばせないようになっています。

私より大きい方が、ちょっとゆったり目に(お尻の下のほうにバッグが来るように)使うのは、ベルトの長さの影響で、難しいかもしれません。

メインスペースと 右サイドの2つの区切られたスペース

ではでは、内側を見ていきましょうか。

ふたを開けてみますと・・・

肩掛けしたまま、ふたをオープンした際の右側サイドには、2つの小分けスペースが付いています。

大きい方は、ちょうどペットボトル大のものが収まるサイズ

500mlのペットがすぽっと収まります。

小さい方のスペースは、小さめの折り畳み傘が入る程度のサイズ感

いずれのスペースも、底は開いていますので、小さなものを入れると、底でまじりあう・・・

そんなスタイルです。

この2つの仕切りは、使わないときはぺしゃんこにたためますので、より大きいものをメインスペースに入れる際も、邪魔にはなりません。

反対側のミニポケット

反対側、(肩掛けしたままオープンした際、見下ろして左側サイド)には、上記のミニポケットが付いています。

ここは、イヤホンケースやキーケースが入るくらいのポケットサイズ

傷つけたくないもの、整理しておきたいものなどを入れると、便利に使えると思います。

こう見ていくと、お出かけの際に持ちそうなもの、すべて入りそうではありませんか?

70年代に、現代のお出かけグッズが、なぜ想像できていたのか・・・?

まぁそんな訳はありませんが(当たり前ですね。軍の供給品ですから、前線で使うことしか考えられているはずがない!)、現代のお出かけにもっていきそうなものが、大抵おさまる、とても便利なバッグであることには間違いありません!。

腰回りのサブベルト 一方はマチ部分に縫い込まれています。

身体側にくる、薄いベルトの片側はバッグ本体のマチの部分に縫い込まれています

ですので、このベルト自体をはずすことはできません。

よって、使わない場合、私がしているように折りたたむか、もしくは切ってしまうか、しか選択肢がありません。

双剣マークのフロントボタン

何度見ても、生地感から漂うヴィンテージ感を、感じますね。

双剣マークのボタンも、いい意味でプラスチック製っぽく見えません。

わびさびを感じられる渋い逸品だと思います。

 サイズ感は?

それでは、着用してみましょう!

ベース、身長178cm、体重72kgに対しての着用です。

肩にかけてみますと、こんな感じ( ^ω^)・・・

アメリカ軍のヘリクルージャケットと

アメリカ軍のヘリクルージャケットと合わせてみました。

ちょっとしたお出かけにはぴったりのサイズ感じゃないでしょうか?

この日は、ペットボトルと、A5サイズの本を1冊。

それに、ポケットWiFiと、イヤホン、小銭入れ 程度を収納していたはずですね。

それでも余裕ありそう、ですよね。

いわゆる、オリーブドラブの軍モノとあわせても、

バッグのほうが、荒い生地感に加えて、少しキャメル色に近いオリーブカラーなので、

”緑一色”的なコーディネートにはみえにくく、意外と使いやすいと思います。

ベルギー軍のファティーグパンツと

こちらはベルギー軍のファティーグパンツと合わせてみました。

こちらもパンツの色味とは、色合いの差があるので、嫌な統一感(=兵隊さん?的な)は少ないのではないでしょうか?

この日は、WiFiとイヤホンをバッグに入れて、この写真を撮りましたが、

帰りは上着の半袖シャツを脱いで、バッグに収納して戻りました。

そのくらいの収納力は、ばっちりありますので、日常に大変使いやすいサイズ感だと思います。

■ まとめ

さて、今日は、チェコ軍のキャンバスショルダーバッグを紹介しました。

軍モノには珍しく、デイリーユースに向いているサイズ感で、とても使いやすいです。

また、チェコ軍独特の色味と、荒々しいキャンバス地が、このバッグの最大の特徴になっています。

70年代頃に多く作られたバッグですが、年代以上のヴィンテージ感が感じられます。

なので、特にシンプルなスタイル(例えばモノトーンコーデとか)がお好きな方が、このバッグを取り入れると、一気に雰囲気作れるのではないかと思いますよ!

ヴィンテージ・ヴィンテージって言ってますが、ご安心ください!

多分、デッドストックの品でも、まだ5000円せずに手に入るかと(笑)。

気になった方は、探してみてくださいね!

それでは、また!

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