こんにちは、虚空蔵です。
5月、爽やかな季節が続きます。
空がすっきりと晴れた日には、薄手のジャケットをシャツの上に羽織って、
軽やかに出かけたいものですね。
普通だと、TシャツにGジャンを重ねて、というところですが、
ミリタリー好きな皆さんには、こちらのジャケットをお勧めしますよ!!
それでは、いってみましょう!
■ Gジャン的なボックスシルエット!
今日ご紹介するのは、ベルギー軍のファティーグジャケットです。
こちらのジャケット、よくある他国のファティーグジャケットと比較すると、少し着丈が短めで、袖と着丈の長さを比較すると、袖のほうが長いんです。
そう、Gジャンと似たようなシルエットなんですね。
上の写真のように、普通にTシャツと合わせると、Tシャツのほうが外に出るレイヤードスタイルになりますよ。
それもボックスシルエットで、ボディは四角な感じなところも、今風で使いやすいかもしれませんね。
■ うちの ベルギー軍 ファティーグジャケット は・・・
うちにある、ベルギー軍ファティーグジャケットは・・・
- 1977年製
- サイズ:38
- WALLYS製
という子です。
1977年製ということで、すでに40年以上前の品になるのですが、こいつと古着屋さんで出会ったときには、ほぼデッドストックの状態だったのか、バキバキに固まっていまして、結構コーディネートしにくかったんですよね。
”相当、服のほうに着られている”というか、なんか着こなせていない、体に合っていないような雰囲気といいますか。
しかし、我慢しながら着用と洗濯を繰り返してきましたところ、やっとなじみ始めた?
という段階ですね。
購入したときは、人気がないのか?1000円台で買えました!
さて、年代とメーカーはすぐにイメージ付きますが、その左に縦に入っているABLというのは何でしょうか?
私はピンとくるものが無かったので、調べてみましたところ・・・
下記のような説が見つかりました。
【 ABL 】はフランス語と、オランダ語の両方で、”ベルギー軍”の頭文字。
フランス語でベルギー軍は「ArméeBelge」つまり、「AB」
オランダ語でベルギー軍は「BelgischLeger」つまり、「BL」
これらを合わせて【 ABL 】という説です。
本当でしょうか?
でもこの他には見つけることができませんでしたので、可能性は高いのではないかと思います。
そもそもベルギーの首都ブリュッセルは、フランス語とオランダ語の二言語併用地域。
フランスとオランダに挟まれた、複数語圏であるベルギーという国ならではのネーミングではないか?という気がしています。
■ 着丈と合わせて、パーツも上品!!
パーツは?
さて、パーツを見ていきましょう。
こちらのジャケット、まずはミリタリージャケットの中では珍しく、
ボディの丈は短めで、比較すると、袖のほうが長い、というシルエットをしています。
フライトジャケットなどでは、もっと着丈が短いもの(おなかあたりで裾が終わっちゃうやつ)
もありますが、そこまで短いものは日常着には落とし込むのが難しくなりますよね。
デイリーに使える、という条件においては、この程度のシルエットがちょうどいい短さといえるのではないでしょうか?
肩にはミリタリージャケットらしく、エポレットが付いています。
胸のポケットは、マチがあり、少し厚みのあるものも収容できるよう工夫されています。
フタのついた、フラップ式のポケットで、開閉はボタンで閉めるタイプです。
ボタンそのものは、フロントについたもの・袖口のボタンと同様のデザインのものとなっています。
生地は結構厚めのコットン生地です。
結構粗目のコットン生地で、色味はスウェーデン軍の緑色に近い、といえばわかりやすいでしょうか?
フロントの開閉は、ジッパーではなく、ボタンによる開閉式です。
腰のあたりにはボタンとボタンホールがついておらず、首元からおなかのあたりまでしかボタンがありませんので、すべて閉めた時にも腰のあたりはひらひらと動くことになります。
この仕様はどういう意味だったんでしょう?
パンツにタックインする前提で、ベルトと干渉しないことを優先させたのでしょうか?
ボタンホールは、比翼式のデザインで、着用時に表にはボタンが出ないタイプのデザインですね。
袖元はボタンで閉める仕様です。
ボタンは1つしかありませんので、調整することはできません。
開けるか、閉めるかの選択のみとなります。
袖のパーツの丈が短いのも、このジャケットの特徴。
写真で見ていただく通り、通常のミリタリージャケットですと、6㎝くらいはありそうなパーツですが、このジャケットは4㎝程しかありませんので、華奢なイメージが残ります。
腕まくりするときに折り目を小さく、複数回折ることになりますので、その印象もほかのミリタリージャケットと比較しても、独特な印象を与えることができると思います。
サイズ感は?
それでは、着用してみましょう!
ベース、身長178cm、体重72kgに対して、【38】 着用です。
羽織ってみると、こんな感じ( ^ω^)・・・
そもそも、38って、どこの国のサイズ表記なんでしょうか?
現代のサイズ適応表で見ましても、フランスともイギリスとも違う表記のようです。
スウェーデン軍のシャツなどでは、38~40くらいのサイズ表記があったりしますので、北欧エリアの表記だったりするのでしょうか?
詳しい方教えていただけるとありがたいです!
このサイズなどが入った、ミルスペックタグですが、
前身ごろの右内側に、サイズ表記タグが付いていますので、前のボタンをフルオープンにして羽織った際には、サイズタグがちらっと見えるんですが、これが結構お気に入り。
わざわざ主張しない、けど”本物ですよ”・・・みたいな?(笑)
現代版のミリタリーシャツであれば、あんな場所にタグをつけることはありませんものね。
先日は、このスタイルで自転車で古着屋巡りに出ました!
天気も良かったので、腕まくりして、チャリチャリ~と。
往復20キロくらいで、ちょうどよい運動になりました。
古着屋さんでは、季節外れの冬物ゲットしましたので、そちらのご紹介は、また後日!
少し汗ばむくらいの陽気でしたが、帰宅後早速洗濯機へぶち込んで洗ってあげました。
頑丈な作りですので、傷む心配は全くしなくてOKですし、それどころか、生地がもっと柔らかくなって身体によりフィットしてくれると思うと、洗濯も楽しくなりますっ!
■ まとめ
さて、今日は、ベルギー軍のファティーグジャケットをご紹介いたしました。
特に春の季節、ミリタリー好きの皆さんには、このジャケットをお勧めしたいですね。
Gジャンを着る感覚で、シャツの上に羽織るのもよいですし、
Tシャツの上に羽織って腕をまくってあげるのもよいと思います。
腰までの長さのよく見るミリタリージャケットと違い、着丈が短いので、
春らしい、より軽やかなスタイルが表現できると思いますよ!
気になった方は探してみてくださいね!
それでは、また!
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