■イギリス軍 ベイカーパンツをレビュー!【British Army Trousers Man’s Lightweight】

イギリス軍

こんにちは、虚空蔵です。

寒い時期が続きますが、一方でミリタリーウェアが楽しい季節ですね。

今日ご紹介するのは、イギリス軍の ベイカーパンツ

ミリタリーのオリーブカラーのパンツではありますが、軽やかな生地と、ストレートなシルエットのおかげで、街着のファッションにも合わせやすい、だれにでもお勧めできるミリタリーパンツです。

それでは、早速紹介していきましょう!

■ 軽い生地感でスラックスライクな、ベイカーパンツ!

さて、今回ご紹介する、イギリス軍のベイカーパンツですが、

こんな雰囲気の1着です。

軍パンではありますが、極端に太いシルエットではありませんし、適度なゆとりのあるスラックスのような雰囲気です。

正式名称は、トラウザーズ マンズ ライトウェイト ですので、トラウザーズとついているように軍パンの中でも(ワークパンツではあるものの)正装寄りな1着なのだと思われます。

ということで、着こなしによって、キレイ目に見せることもでき、一方ではベイカーパンツの特徴である叩きつけのポケットや、オリーブ色のため、力強さも感じさせてくれる、非常にバランスの取れた1本だといえるでしょう。

イギリス軍のパンツはドレス寄りのモノが多く、幅広く使えるパンツが多いですよね!!

■ うちの イギリス軍 ベイカーパンツ は・・・

うちにある、イギリス軍のベイカーパンツは・・・

  • 1999年製
  • サイズ:WAIST84 LEG75 SEAT100
  • 納品業者不明

という一本です。

ちなみに、写真のタグがサイズ表記となっており、

SIZE

  • 75 LEG=股下
  • 84 WAIST=ウエスト
  • 100 SEAT=ヒップ

という表記スタイルです。

イギリス軍のパンツは、1つのWAISTサイズに対して、複数のLEGサイズが準備されており、ものすごく丁寧なサイズ選択ができるようになっています。

その意味では、ウエスト×レングスがぴったり合ったパンツと巡り合えたら、かなりのラッキー。

連れて帰るしかありませんね!

こちらのパンツ、通称ベイカーパンツで通用していますが、正式名称は 【 TROUSERS MAN’S LIGHTWAIGHT 】 です。

LIGHTWAIGHT とあるように、生地は少し薄め、といっても通常の軍パンと比較してという意味ですから、街着としては普通のスラックス程度の生地厚はあると思って頂いて大丈夫です。

ということで、普通に使う分には、春夏秋冬を通じて最も使いやすい生地と言えるかもしれませんね。

夏場は、裾を折り返して、くるぶし出して行きましょう、もありだし、

冬場は、(腿の幅は十分にありますので)中にヒートテックでも仕込めば十分!

四季を通じて使える便利なパンツです。

パーツの詳細は後ほどご覧いただきますが、

このパンツ、私はキレイ目に履きたいので、カーゴポケットの”無い”タイプを選択し、センタープレスを入れつつ着用しています。

■ 使いやすい生地と、合わせやすいシルエット

 イギリス軍 ベイカーパンツ のパーツは?

それぞれ、パーツも見ていきましょう。

イギリス軍 ベイカーパンツ(フロント)

まずは正面。

ノータックの姿で、私のパンツの場合はクリースをつけて履いています。

とてもシンプルなシルエット。

ポケットはたたきつけのベイカーパンツスタイルですね。

ここがラフに見える一方で、生地感は目の詰まった生地で、落ち着きがありますので、アメリカ軍のベイカーパンツなどと比較するとかなり大人っぽく見せることができるでしょう。

ウエスト周り(フロント)

ポケットは、外から別布を縫い付けたタイプ。

ベイカーパンツのスタイルです。

ウエスト周りも、かなりシンプルです。

フロントのボタンは、ミリタリーパンツにしては小さめ。

個性は抑え目です。このあたりもこのパンツがフォーマル寄りに見せやすい点かも知れませんね。

タックは入っておらず、ノータック。

(しかし、ヒップ周りのゆとりは十分です。)

ワークパンツらしい仕様になっています。

フロントポケット

ポケットはスラッシュポケットのスタイルです。

開口部分も十分で、深さも適度に準備されています。

ポケット 腿周り

前述の通り、叩きつけのベイカーパンツらしいポケットです。

容量は十分なのですが、あまりモノを入れすぎると、ポケットの形状上、外側に大きく膨らんでしまい不格好なので、薄めのものを入れる程度の方が、全体的なスタイルを壊す心配が少ないかもしれません。

ベルトループ ボタンを外してみた。

ベルトループはボタン留め式になっており、写真のように、全て外すことが可能。

これ、何のための仕様?と私は謎に感じていたのですが・・・

ある方によると、サスペンダーで吊って履く場合には、このベルトループのボタンをすべて外して、ベルトループの布を中にインしてしまうのだそう。

確かに、そうすると、さらにシンプルなパンツに見せられるため、サスペンダースタイルはより映えるかもしれませんね。

アジャスター

さて、このパンツの使いやすいポイント。

こちらのパーツの存在はとても大きいです。

両ウエストサイドにアジャスターがついています。

コレがついているおかげで、

ベルトスタイル・ベルトなしスタイル・サスペンダースタイル

と3タイプの履き方が選択しやすくなるんです!

もちろん、着いていなくても3タイプ可能ですよ?しかし、サスペンダースタイルなら、少しオーバーサイズで着た方が決まりそうだし、そうすると、ベルトなしではウエストに余裕がありすぎる・・・。

なんてことになりがちですよね。

そんな時に、このアジャスターが大活躍するわけです。

そこまで大げさにしなくとも、日常、ちょっとそこまでのお出かけにベルトレスで・・という際、

このアジャスターを、ピッと引っ張りさえすれば、本日のウエストサイズにぴったりフィットするわけ。

これって便利じゃないですか??

日常使いの面でも、みんなにおすすめしたいパーツです。

バックスタイル

バックスタイルです。

こちらも非常にシンプル。

同じ、イギリス軍のベイカーパンツで、カーゴポケット付きのタイプもあり、そちらも魅力的なんですが、キレイ目に履きたい方は、ポケットなしの方がよりシンプルスタイルに仕上げることができますよ。

ウエスト周り(バック)

ポケットは右後ろに1つだけ。

フラップ&ボタン式のポケットです。

腰回りでは、先ほどご紹介したアジャスターが個性を発揮しています。

ベルトなしでも、1つのアクセントになってくれそうです。

裾の仕上げ

最後に裾の仕上げです。

私の個体は、シングル仕上げになっていました。

レングスもタグと合っていますから、このパンツの元からの仕様だと思われます。

裾に関しても、よりシンプルスタイルが良いのであれば、シングルの方が使いやすいでしょう。

 イギリス軍 ベイカーパンツ のサイズ感は?

それではいざ着用してみましょう!

ベース、身長178cm・体重72Kgに対して、【84】です。

足を通してみると、こんな感じ(;^ω^)・・・

Waist 84 Leg75 ⇒ 178cm 72Kg

1着目はジャケットと合わせて。

珍しく、キレイ目に見せられる軍パンです。

ならばよりフォーマルに、とジャケットと合わせてみました。

オフィスカジュアルレベルでも、ルールがゆるめの会社であれば使えるのではないでしょうか?

ご覧いただければお分かりの通り、嫌味もなく、ストレートのストンと落ちるシルエット

ベイカーパンツならではの、たたきつけポケットで個性はありつつも、シルエットと生地感のおかげで非常にきれいにまとまっているパンツだと言えるのではないでしょうか?

私は、ウエスト84・レングス75でちょうどよいと感じています。

夏スタイル(サンダルとあわせて)

こちらは夏のスタイル。

単純にポロシャツと合わせただけですが、ラフさを表現しつつも、センタープレスのおかげでカジュアル度合いが抑えられているのではないでしょうか?

ということで、夏っぽさを出すために、あえてサンダルを選んでみました。

裾を一折、折り曲げてやってもよかったかもしれませんね。

明るい日差しの中では、ベイカーパンツの特徴である、ポケットの主張が一層際立ちます。

そういう意味でも、キレイ目とラフさのバランスが非常に取れているパンツなんですよね。

大体の軍パンは、ラフ側に寄りがちなんですがね。

このバランスがいいことで、このパンツ自体が、どんなお客さんにも合わせられる営業マンのように?何の上着を持ってきても合わせやすく、悩むことがほぼないと思いますよ?

秋スタイル(シングルライダースとあわせて)

さて最後は、秋スタイル。

上着にはシングルライダースを持って来ました。

シングルライダースも、ラフさとキレイ目のバランスがいいアイテムですので、

ネイビーのシャツと革靴で、ドレス寄りに寄ったところを、チェコ軍のショルダーバッグの”斜め掛け”でラフ側に戻してみた、という理屈で組んでみたスタイルです。

これなんか、本当に悩まなくていいです。

革ジャン+イギリス軍のベイカーパンツ この2点で既にバランスが取れているので、後はインナーに何を持ってきても、シューズに何を持ってきても、大きく崩してしまうことは無いのでは・・・?

こういうときにも、ウエストのアジャスターが地味に良い働きをしますよ。

これと、これ、着とけばいいや、ベルトもしなくていいかぁ。みたいな。

■ まとめ (イギリス軍 ベイカーパンツ)

ということで、今回はイギリス軍の ベイカーパンツ をご紹介しました!

一言で言いきってしまえば、「本当にバランスの良い軍パン」です。

ドレス(キレイ目)とカジュアル(ラフさ)のバランスが本当によく、このパンツだけでファッション的にも成立しています。

なので、何を合わせてもそれなりな雰囲気になる1本。

この1本はぜひみなさんのワードローブに加えて欲しいですね。

軍パンの中では、バランス的に、プラスマイナスゼロ、ちょうど中間地点にあるパンツだと思います。

このパンツより、ラギッドに感じるパンツはラフ寄り。

このパンツより、ドレスに感じるパンツはキレイ目寄り。なんてマイルストーン的な使い方もできる、かもしれません。

まだ、価格的にも手に入れやすい、その意味でもお勧めできる1本です。

それでは、気になった方は探してみてくださいね!

では、また!

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