こんにちは、虚空蔵です。
今日は、イギリス軍のDPMカモ コンバットシャツをご紹介していきます。
DPMカモは、DPMカモフラージュという迷彩柄のこと。
正式には、「イギリス軍 DPMカモフラージュ 半袖コンバットシャツ」 です。
このシャツ、半袖ではありますが、コンバットシャツですので、結構がっしりした生地で、重厚感があります。
何よりも最大の特徴は、大き目のDPMカモフラージュ(迷彩)柄。
この迷彩パターンを好むかどうか?がこのシャツの評価になることは間違いなしです。
そういう意味では、DPMカモを初めて使ってみるというお試しにもいいかも!?
それでは、早速、詳細を見ていきましょう!
■ 歴史あるDPMカモが大変印象的な、半袖コンバットシャツ!
今回ご紹介する、イギリス軍のDPMカモフラージュ半袖コンバットシャツは、・・・
こんな柄のシャツです!
一番の特徴は、この迷彩柄ですね。
これは、イギリス軍のカモフラージュ柄。
DPM(Disruptive Pattern Material)迷彩といわれるパターン。
迷彩の意味そのまんまですが、「混乱させるためのパターンの生地」ということですね。
イギリス軍で1960年代に開発された迷彩で、当時のイギリス軍空挺部隊が着用していた、カバーオールのデニソンスモックというウェアに、手書きで書いたパターンが始まりだといわれています。
そのため、この刷毛で書いたようなパターンになっているんですね。
その後、1960年代にはイギリス軍の標準迷彩として採用されました。
これが、迷彩服を軍の基本仕様とした初めての例だとのこと。
その後、イギリス軍だけではなく、イギリス連邦の国々、例えばカナダ・オーストラリア・ニュージーランドなどの国々にも採用されていき、世界でも有名な迷彩柄となりました。
2016年には、このDPMカモは完全廃止されました。(が、現在でも一部ではDPMカモを引き続き使用しているようです。)
DPMカモの後継としては、2010年頃から導入が始まった【MTPカモ】という新しいパターンに切り替わっていきます。
ですから、イギリス軍のDPMカモのアイテムは、2021年の現在比較的手に入りやすい状況なのかもしれませんね。
後期のDPMカモは、黒・濃い目の茶色・緑・砂色の4色で構成されており、この4色の組み合わせで、ヨーロッパのほどんどの森林で、迷彩効果が確保できるそうです。
(直近で生産されたDPMカモのアイテムでは、赤外線反射の効果も追加されているようで、周囲の樹々や、落ち葉などと同様、暗視装置の効果をなくしてしまうようにできているとか!今回ご紹介の、DPMカモ コンバットシャツにその効果があるかは、?ですが。 )
迷彩柄一つとっても、歴史がありますよね。
今回のDPMカモ コンバットシャツは、この歴史ある迷彩柄を初めて体験するのにぴったりのアイテムとしておすすめします!
■ うちの イギリス軍 DPMカモ コンバットシャツ は・・・?
うちの イギリス軍 DPMカモ コンバットシャツは・・・
- 1993年製造
- サイズ:Small
- ACTIONFIT製造
という個体です。
写真のように、襟部分にプリントされている仕様です。
こちらのシャツは、デッドストックで手にいれましたので、まだプリントが残っていますが、洗濯を重ねていくと消えてしまうかも・・・。
サイズは【Small】です。
【Small】ですと、
- 肩幅:46㎝
- 袖丈:26㎝
- 身幅:51㎝
- 着丈:78㎝
というサイズ感になります。
身幅は細目で、縦に長いタイプのシャツ、というシルエットです。
■ DPMカモ コンバットシャツ ならではの、独特の迷彩柄が最大の魅力!
DPMカモ コンバットシャツ のパーツは?
さて、パーツを見ていきましょう。
フロントはボタン留めの、開襟スタイルです。
両胸に、フラップ付きのポケットがそれぞれつけられています。
DPMカモは、迷彩の柄が大きいので、襟周り、ポケット周りに、どの柄(色)が来るかで、一着一着の印象が結構変わるように思います。
これも迷彩ならではの楽しみですよね。
左右の肩にはエポレットが付いています。
背面は非常にシンプルな造り。
ですが、その一面にDPMカモが、ドドンと表現されているので、かなり目立ちます。
このシャツが気に入るかどうかは、この背面を見て、好き!と思えるのであればOK。
難しそう、と思われるのであれば、一考された方がよいかもしれませんね。
薄手のハワイアンシャツ的な生地に、この迷彩がのっていれば、それはそれでリゾート感がある一着なのかもしれませんが・・・?
素材の記載はありませんが、おそらくコットン+ポリエステルの混紡です。
ポリエステルが入っているので、コットンだけの生地と比較すれば、サラッと(織り方もあるので、”ザラっと”の方が正しいかも)はしています。
とはいえ、生地感は、半袖としては、かなり厚めの域。
生地の厚みから考えても、半袖とはいえ、よほど大汗かくのを覚悟をしないと、真夏に着るのは結構ハードかもしれません。
ご覧の通り、ボタンもカモフラージュ柄になっています。
何もそこまで、とは思いますが(笑)。
他ではあまり見られない、面白い仕様で、素晴らしいですね。
ボタンデザイン的にも珍しい。
このシャツは通販で手に入れ、購入前はボタンまでは良く見えなかったので、気づいていなかったのですが、商品到着後開封したときに、ボタンまで迷彩柄だったことに、とても驚いた記憶があります。
黒・濃い目の茶色・緑・砂色の4色構成が特徴的です。
胸ポケットの内側。
フラップ付きのポケットで、ボタンは表に出さない仕様になっています。
ボタンホールも丁寧な造りです。
胸ポケットのボタンも、同じく迷彩柄ボタンです。
肩のエポレットも、迷彩柄+迷彩ボタン!
ボタンが紛失した場合に活躍するサブボタンも、裾内側にきっちり準備されています。
縫製の丁寧さも含め、このあたりがイギリス仕様なんでしょうね。
DPMカモ コンバットシャツ の着用感は?
それでは、着用してみましょう!
ベース、身長178cm、体重72Kgに対して、【Small】 着用です。
羽織ってみると、こんな感じ( ^ω^)・・・
アメリカ軍のトレーニングパンツと合わせて、夏の仕様です。
ご覧の通り、結構タイトな造りになっています。
肩が張っている方だと、特に肩から背中にかけてが狭く感じるかもしれません。
178cm・72Kgに対して、Smallでは、シャツの前ボタンを閉めると、ジャストフィットな雰囲気となり、無駄な余裕はほとんどありません。
大き目に着用したい方は、より大き目のM以上のサイズを選択したほうがよいでしょう。
ただし、その場合難しくなるのが、着丈。
Smallですが、写真の通り、結構長めの着丈なんです。
私も、着用した場合、お尻が半分以上隠れる着丈になります。
M・Lサイズになれば、もっと長くなりますから、外に出して着用することを前提にすると、この着丈が難点になりそうです。
イギリス軍のシャツは、他国の軍隊と比較しても、シャツの着丈が長い印象があります。
やはり紳士の国、シャツに関しては基本は”パンツにイン”する前提での長さ設定になっているのでしょう。
ということで、この着丈問題が、気温が暑い時期には合わせが難しくなる一番のポイントなんです。
暑い時期に、ボタン閉め+パンツインは厳しいですよね?
といって、オープン+アウト ですと、着丈が長くて、なんだかまとまらない・・・。という。
加えて、DPMカモのデザインの主張がかなり強いので、他をモノトーンなど落ち着けないとド派手に見えてしまう心配がありますね。
個人的には、この着丈問題・迷彩目立ちすぎをどうクリアするか、がかなり難しく感じます。
という訳で、パーカーを上着に着用してみました。
迷彩が苦手な方でも、このくらいの露出具合ならば、そこまでの違和感はなく着用できるかもしれませんね。
要は、面積を減らしてあげさえすれば、目立ちの度合いは低くできる、ということです。
こうすれば、比較的着丈問題も含めて、安定感が出てくるように思います。
■ まとめ
ということで、今回はイギリス軍の DPMカモ コンバットシャツ をご紹介しました。
英連邦において、大変歴史あるDPMカモという迷彩柄を採用した、コンバットシャツ。
まだ、デッドストック状態での購入も可能ですし、サイズによっては非常にリーズナブルに購入することもできると思いますよ!
DPMカモフラージュを試してみたい人には、最初の一枚としては安価で手に取りやすいはず!
ご自分に似合うかどうか?気になる方は、
まずは一枚、試してみてくださいね!
それでは、また!
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