こんにちは、虚空蔵です。
桜の季節ですが、今年は気温が高い!
すぐに、ジャケットが、いやいや長袖シャツですら、暑くて着れなくなってしまいそうです。

そんなわけで、大慌てでお勧めのミリタリーシャツを紹介します!
それでは、早速いってみましょう!
■ 春秋時期には超オススメ! スマートスタイルなシャツジャケット!
実はこのオランダ軍のファティーグシャツ、うちには2着あって・・・
同じもの2着も3着も、いらんやろ? って声が聞こえそうですが・・・
初代のシャツとは、メルカリ経由で出会ったんだと思います。
その初代のシャツが、とても着やすいシャツだ、ということで気に入っていたところに、
ぼんやり古着屋巡りをしておりました、その時・・・、2代目と出会いまして。
もちろん、すでに持っているので、ああオランダ軍のファティーグシャツね・・・。
となるわけですが、何か違和感を感じ、「なんか違う、絶対違う、こっちのほうがいい!」
という直感で(その日着ていたわけではないので、比較しようがなかったんです。)
悩んだ挙句に連れ帰った、ということでした。

そこで、帰宅後じっくり比較したところ・・・
結構差を感じたのは、スナップボタンの差、でした。
2代目ファティーグは1978年製、初代(私にとっての)ファティーグは1979年製
納品会社も異なることも大きいかもしれません。
1978年バージョンは、全体的に黒みがかったスナップボタンで、
凸側も凹側も(特に凸側)オールドスタイルのスナップボタンだったんです。
スナップボタンとか、細かいところどーでもいいじゃん?
どうせ隠れるし!
なんて声も聞こえてますよぅ・・・。

でも、持ち主としては大事なんです! 一生ものだと思って買ってますから(笑
なぜなら、このシャツ、前を開けて着用したほうが、恰好がいいんです!
ということは、すべてのスナップボタンが見える状態だってことですよね!
小さなパーツではありますが、そこへのこだわりは、大事なんです!w
気に入って、本当に一生着られたら、超サステイナブルでしょう!?(自己満足)
ちなみに、初代ファティーグシャツについては、捨てたのかって?
そんなわけありません!息子に上げました。
気に入って着用していますので、私の2代目より活躍していますのでご安心を!
そんなわけで、結構なお気に入り具合な
買い替えまでした、2代目ファティーグシャツを見ていきましょう!
■ うちの オランダ軍 ファティーグシャツ は・・・
うちのオランダ軍のファティーグシャツ(2着目)は・・・
- 1978年製
- サイズ:88
- H.van PUIJENBROEK製

という子です。
フランス軍と一緒で、【88】はサイズ表記で、88が胸囲のサイズとなっています。
100%KATOEN は、コットン100%のことですね。
ヴァン・プイエンブローク・テキスタイル社は、1865年に繊維工場を設立。
1925年以来、オランダ軍に定期納品してきた繊維業社です。
150年以上前から継続している会社で製造された、ミリタリーウェア。
そんな歴史をイメージしながら、袖を通せば、
このオランダ軍ファティーグに、より一層愛着が湧いてきます!
パーツは?
それぞれ、パーツも見ていきましょう!
まず、生地はコットン100%。
シャツ形態ですが、結構厚手のコットン生地ですので、風が吹いてもひらひらする雰囲気ではなく、
ストンと落ちる程度の重み・厚み、しっかり感がありますね。
この時代の特徴なのか、フランス軍サテン生地のような、しっとりした光沢感も感じられる生地です。
襟裏には、柔道着のようながっしりした縫い目が打ちこんであります。

なので、襟を立てたスタイルも、片方の襟だけがへたれるようなこともなく、簡単にできますよ。
最も特徴的なのは、両肩にある、オランダ軍の国章。
左肩だけについているミリタリーウェアも多いですが、このシャツは両肩についています。

ドイツ軍などでも、肩に国旗の装飾が入っているものが多くみられ、
もしかすると、街着としたときに、気になる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、オランダ軍の国旗は、赤・白・青で爽やかな色味だからか、それほど気になりません!
写真ご覧いただいて、どうですか?
それほど野暮ったくない?でしょう?
時々、古着屋さんなどでは、間違って”フランス軍”という記載があることも多いです。
国旗の色が、同じ3色だからでしょうか。
タグを見れば、【KL】って入っているので、わかるような気もするんですけどね~。
お次は収納
ポケットは、表両胸左右に1つずつ、左胸内側に1つ。
合計、3つのポケットが付いています。
意外と、この内ポケットが便利なんですね。

シャツジャケットって、外にポケットがついているものは多いのですが、
シャツ生地ですから、外ポケにモノを入れると、膨れて恰好悪いので、結局使えないコトありません?
こちらは、厚めの生地であるのに加えて、内ポケットですから、携帯なんかを入れても目立たない。
そのうえ、ボタンの代わりにベルクロで留める仕組みなので、落下も防げます!
意外に便利でしょう?
その時代やステージごとに、こういう機能性を突き詰めているところが、ミリタリーウェアの愛すべきところなんですよね。
すべてに意味がある、というね。
サイズ感は?
それではいざ着てみましょう!
ベース、身長178cm・体重72kgに対して、【88】です。
羽織ってみると、こんな感じ( ^ω^)・・・

けっこう、シュッとした感じですよね。
ミリタリーウェア独特の、極太腕だとか胸囲大きすぎ問題は感じられないと思います。
かといって、もちろん苦しいほどにタイトな着用感ではありませんので、街着に落とし込むのには、程よいレベル感なんです。

加えて、大事なのは着丈。
ミリタリーシャツって、パンツから出して着ることは基本的に想定されていないので、
一般的には、着丈がかなり長いものが多いんですよね。
それだと、パンツにイン、して着用するしかないんですが・・・
この着丈だったら、あり、ですよね?
ミリタリーシャツにおける着丈問題は、ありそうだけど、実際探すといいサイズ感のものが少ない、
という、ミリタリーウェアあるあるなんです。
そんなミリタリーシャツの中でも、このオランダ軍ファティーグシャツは、かなりバランス良い逸品です!
実は、こっそりと、
背面ウエスト部分にダーツが入っていることも、
細見に見えるスタイルに貢献していると思います。

このあたりも、さすがシャツ文化のユーロミリタリーの特長といえますね。
両サイド1cmずつくらいをつまんでいるだけなんですが、
これだけでも、全然イメージ違う、と感じますよ。
特に、斜め横から見た感じとか!
がっちりした軍モノとは、また違った密かなオシャレポイントです。
■ まとめ
ということで、今回はオランダ軍のファティーグシャツをご紹介しました!
ヨーロッパの服飾文化の中で培われた、ユーロミリタリーを代表する、ファティーグシャツ。
シンプルな外観の中に、実は細かいこだわりが詰まった逸品です。
デイリーで、ぱっと手に取って羽織りやすい、現代の街着としても本当に使いやすいミリタリーシャツジャケットです。
それでは、気に入ったら探してみてくださいね。
ぎりぎり、今ならまだ、デッドストックが手に入るかもしれませんよ!
見つからなければ、古着屋巡りへレッツゴーです!
では、また!
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