こんにちは、虚空蔵です。
春です!
暖かくなったり、寒さが戻ってきたり、と服を選ぶのが難しい季節ですね。
この季節は、春一番が吹いたり、急に春雨が降ってきたりと、天気も読みにくいものです。
そんな時、私が手を伸ばしがちなのが、今日ご紹介するアメリカ軍の”アーミーコンバットユニフォーム”。通称、【 ACU 】。
2000年代から採用された、現代版のバトルドレスです。
ファッション的にも、このグレーカラーのパターンは、モノトーンコーデにもはめ込みやすいですし、違和感なく街着にも取り込みやすいのではないかと思いますよ。
それでは、いってみましょう!
■ 現代の都市戦を戦うための、戦闘服。
雨の日にコットン生地、って、傷めそうで着たくないですよね。
特に、ヴィンテージものだと、なおさら濡らしたくない・・・。
そんな時、このジャケットがおすすめなんです。
アメリカ陸軍 「ACU」ARMY COMBAT UNIFORM。
アーミーコンバットユニフォーム、まさに、戦闘服、ですね。
市街地戦用のデジタルカモフラージュ仕様です。
このジャケット、ACUは、2005年からアメリカ陸軍で配備された迷彩服となります。
2000年代からの採用ですので、それ以前のミリタリージャケットではボタンが採用されていたようなパーツが、ファスナーや面ファスナー(ベルクロ)に変更されていたり、プロテクターをつけることを前提とした仕様になっていたり、と現代的な装備が面白い一着です。
■ うちの アメリカ軍 ACU は・・・
うちにある、アメリカ軍のACUは・・・
- 2008年製
- MEDIUMーREGULAR
- STEPS,INC製
という子です。
インチ表記・NATO表記ともに、身長170~180cm・胸囲94~104cmの人向けという表記になっています。
生地は、50%ナイロン+50%コットン のリップストップ生地 と書かれています。
■ 張りのある生地感と、落ち着いたデジタルカモ
パーツは?
まず、生地ですが、
50%ナイロン+50%コットンで、リップストップも入っているので、かなり薄手なんですが、結構パリッとした生地感です。
NSNナンバーで仕様を調べてみたところ、Wrinkle-free finishと記載がありましたので、防シワ加工がされているようですね。
そのおかげか、体型はかなり拾いにくいです。
表面は、UCP(Universal Camouflage Pattern)と呼ばれる、デジタルカモパターンです。
ピクセルによって表現された、グレーパターンで組み合わされています。
都市部、特にコンクリートに対してのカモフラージュ効果は間違いなくあったようです。
しかし、残念ながら、UCPカモパターンは現場兵士からの不満も多かったとのことで(ACU自体は現在でも使用されているようですが)、2019年を最後に、OCPという次世代のカモパターンに運用をバトンタッチされてしまいました。
両肩、両胸にポケットがあります。面ファスナー(ベルクロ)で留めるパターンです。
両肩のポケット外側には、国旗や部隊章などのパッチがつけられるようになっています。
面白いのは肩ポケットのフタ部分に、正方形のキラキラしたものが付いていまして、「これ何?」と思っておりましたが、こちらは敵味方識別用赤外線タグなんですって!
暗視装置で戦うときに、このマークが見えれば味方、付いていなければ敵!と判別の際に役立つとのこと。
最初見たときは、これ目立ってしまってよくないのでは?と思ったのですが、ベルクロテープを表に出すことで、隠すことも可能。よく工夫されています。
もちろん、普段使いするうえでは何の役にも立ちませんが、どんな状況でも兵を守りたいという思いが感じられるポイントですね。
袖先には、ペン差し用のポケットがついています。
胸ではなくて、袖の先に法にペン差しがついているのは珍しいですね。
ジッパーは、YKK製。
フロントのジッパーは、ダブルジップの仕様になっていますので、
下のほうを開けて上だけ閉める、という着用の仕方も可能です。
チンストラップを閉めない場合、片方の襟だけがへたってしまうのが、日常着る際に、ちょっと不便な点なんですが、それを解消できるのが、ダブルジップで上だけ閉めての着用スタイル。
背面、肩甲骨のあたりには、大き目のアクションプリーツが入っています。
これのおかげで、腕周りはとても動かしやすい。
ウエストはシェイプされています。全体的には、肩から胸は大き目、ウエストはぎゅっと絞られ、腰に向けて広がるようなスタイルになっています。
サイズ感は?
それではいざ着てみましょう!
ベース、身長178cm、体重72kgに対して、【MEDIUMーREGULAR】です。
羽織ってみると、こんな感じ( ^ω^)・・・
襟元には、チンストラップ
袖先は、かなり絞り込んでます(ベルクロ留めです)
逆に、閉めない場合は、かなりオープンな振袖状態になります。
元から、腕部分はかなり余裕があるつくり。
これは、肘部分にエルボーパットを装着できるように(もしくはウレタンパットなどを差し込めるように)なっている(肘部分の外側に、専用のポケットがあります)ため、パーツが入ってもスムーズに動かせる腕まわりに設計されているためだと思われます。
そのため、
腕周りは相当余裕があるので、冬場は、ECWCS GEN3のフリースと組み合わせると、フリースで保温しつつ、このジャケットが防風の役目を果たしてくれるので、冬場の組み合わせとしてもおススメです!
私の体型だと、本当は【S-R】もしくは【S-L】サイズの方が、よりフィットするのかな・・・?
見つかったらチャレンジしてみます。
上の2枚の着用、2枚ともに雨の日の写真です!
結果、雨の日これを手に取っているんでしょうね。
1枚あると、重宝しますよ。
古着屋さんでの球数もまだまだ多く、安いので、「傷めても、また探せばいいか」という気楽さもマルです!
■ まとめ
ということで、今回はアメリカ軍のACU=ARMY COMBAT UNIFORMをご紹介しました。
2000年代に入っての、バトルドレスということで、デジタルカモの印象とも相まって、現代的ミリタリーを代表する装備、だといえるでしょう。
オリーブグリーンのレトロな軍モノの魅力ももちろん良いですが、ちょっと違う雰囲気も楽しみたい、それもできれば都会的な雰囲気で・・・!。なんて贅沢な願いをかなえてくれる一品ですね。
それでは、気になった方は試してみてくださいね~!
では、また!
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