こんにちは、虚空蔵です。
風が爽やかな季節です。
本格的に暑くなる前、こんな時期には、
リネンシャツでもさっと羽織ってお散歩でもしてみましょうか。
今日は、そんなシーンにもピッタリな、フランス軍のフィールドパンツをご紹介します。
それでは、いってみましょう!
■ ホリゾンタルポケットがとても印象的!
今日ご紹介するのは、フランス軍エアフォースのフィールドパンツです。
こちらは、オシャレな軍モノが多いと人気のフランス軍のアイテムの中でも、
かなり細めの軍パンとなり、日常のコーディネートにも取り入れやすいパンツ!
アビエイターパンツ、という名称で紹介されることもありますね。
このパンツ、特に目立つのは腰回り。
フロントはノータックでタックが入っていませんし、お尻側にはポケットが付いておりませんので、ウエストからヒップにかけてのもたつきが全くありません!
極太の軍パンもいかにも!でよいですが、
ちょっとした街着として使うには、今日ご紹介するフランス軍エアフォース フィールドパンツ、は街着コーデにも、ちょうどいい雰囲気ですよ。
今日は、ニットの白Tシャツにブルーのリネンシャツを合わせて、お散歩に出てみました。
携帯と鍵だけ持ってのお出かけなので、カーゴポケットの収納があれば十分。
途中でペットボトルを買いましたが、こちらもカーゴポケットに収容可能でしたよ!
そんな日常的な使い方ができる1本です!
■ うちの フランス軍 エアフォース フィールドパンツ は・・・
うちにある、フランス軍エアフォース フィールドパンツは・・・
- ?年製(1990年代)
- サイズ:84M
- MAGECO製
という子です。
【84M】 ですので、ウエスト84cm、Mで長さ普通のサイズですね。
年代の明記はありませんが、1990年代のモノだと思われます。
うちのは、デッドストックで手に入れまして、大事に履いています。
手に入れた時から、センタークリース(というかただの折り目かもですが、きちんと真ん中に入っていたのがフランスっぽい)が入ってたので、それを活かしながら他の服とあわせています。
フランス軍も90年代までは、オリーブドラブ単色でのミリタリーウェアが主流でしたが、
その後は迷彩柄が主流になっていますので、
単色のウェアが簡単に手に入る最後の年代+お品なのかもしれませんね。
■ 丈夫さの中に、フレンチミリタリーらしさが満載!
パーツは?
さて、パーツを見ていきましょう!
生地は、サテン生地のコットン。
結構、厚手のヘリンボーン生地です。
ヘリンボーン生地ではありますが、ラインが細いので、近くで見ないとヘリンボーンだと気づかないレベルです。
とはいえ、ヘリンボーン生地なので生地表面に表情がありますから、M-64シリーズのサテン生地の光沢感とはまた違った雰囲気を楽しめますね。
コットンサテン生地で、かなり丈夫な作りではありますが、(バキバキでひざが曲がらない!などはなく)肌あたりは柔らかく履き心地はなかなかよいです。
このパンツの最大の特徴は、フロントポケット。
このような、パンツのフロント部分に横に切ってあるポケットのことを、”ホリゾンタルポケット”と呼ばれるようです。
(私も初めて知りました!)
(スラッシュポケットと呼ぶものと思っていたのですが、スラッシュポケットは、パンツのサイド・縫い目に沿って切ってあるポケットとのことでした。)
この特徴的なポケットですが、
このパンツは、フランス軍の空軍用に作られており、激しい動きでポケットから小物が落ちたりすることで、操縦・整備などに支障が出ないよう、このようなポケットが採用されたようです。
たしかに、鍵や小銭入れを入れるサイズとしては適正で、入れたものが落下する可能性は相当低いと思います。
タックも入っていないノータックデザインですし、前おなか周りは非常にタイト。
着座していたら、中のものを取り出すのは難しいくらいに締まっています。
このあたりも、軍モノならではで、細かい部分までコンセプトが見えて面白いですね。
ポケットはフロントのホリゾンタルポケットが左右に1つずつ、サイドのカーゴポケットが左右に1つずつが付いており、バックポケットは左右ともについていません。
サイドのカーゴポケットは、フロント側の方にはマチが全くとってありませんが、バック側だけにマチがとってあるタイプです。
そのため、モノを入れていない時には、足に張り付くように細身に見えますし、モノを入れようと思うと上の写真のように、500mlのペットボトルも収容できる収容能力があります。
モノを入れていないときの、カーゴポケットの畳まれ方も秀逸です。
みなさんが普通にイメージするカーゴポケットって丸く膨らんだまま・・・のイメージありますよね?
こちらのパンツでは、後ろ側のマチには畳まれるための折シワ加工がされているので、きっちり畳むことができます。
細かいことですが、収納の際にも気を遣わずに済みますよね。
お尻部分のポケットがついていないことで、ヒップ周りはとてもシンプルで、スリムなスタイルに見えるはず。
合わせて、実際のパンツの構造としても、ノータック効果とも合わさり、ヒップ周りはミリタリー物としては意外なほどタイト目。
お尻の形がはっきり出るかもしれません。
フロントの開閉は、90年代ということもあり、ジッパーフライが採用されています。
私のパンツの、ジッパーロゴは【DMC】です。
トップボタンは、1つボタンでの開閉スタイルで、閉めた際に外に出るスタイルですね。
フランス軍でよくみる、OD色のプラスチックボタンが採用されています。
カーゴポケットはスナップボタンで留めるスタイル。
スナップボタンは、F-2ジャケットなどにも採用されている、すべり止め付きの(こちらもフランス軍でよくみる)スナップボタンが採用されています。
ひざは補強のため、2枚を張り合わせた”ダブルニー仕様”になっており、丈夫さも担保されています。
腿から、ふくらはぎあたりまでも、軍パンにしては結構細目のテーパードシルエットです。
センタークリースがもともと入っていたので、私は残していますが、消してより軍パンっぽく履くのもアリかもしれませんね。
私はこのまま残して履いていこうと思いますが、洗濯の度、クリース部分(だけ)が色あせていくのはこれからの経年変化が少々気になります。
裾にはドローコードあり。
レングス調整のため、カットされている個体もあるようですが、
裾周りのドローコードがきちんと残っている個体であれば、裾を絞り込んで、よりテーパードして見せることもできそう。
このあたりの仕様は、ブーツインすることを前提に作られているのかもしれませんね。
私は、このドローコードがぶらぶらするのは気になるので、上の写真のように巻き付けて、降りてこないようにしています!
サイズは?
それでは、着用してみましょう!
ベース、178cm・72Kgに対して、【84M】着用です。
足を通してみると、こんな感じ( ^ω^)・・・
M-47などと比較しても、軍パンの中では細身で、緩やかなテーパードもかかっています。
ノータックかつ、センタークリースがついていることもあり、太めの軍パンとは違ったスラックス的な見せ方がやりやすいと思います。
前述したように、カーゴポケットの前側は、マチがありませんので、カーゴポケットのふくらみも気にならず、まとめやすいと思います。
革靴とのほうが、より相性もよいですね。
(写真暗くてすみません。)
冷える季節になれば、シャツやジャケットとの相性も良いので、コーディネートで悩むことも少ないのではないでしょうか?
ホリゾンタルポケットが、手を突っ込みつらいのは難点ですが・・・
これは、このパンツの特徴なので、ここは我慢ですね~!
■ まとめ
というわけで、本日はフランス軍のエアフォース フィールドパンツのご紹介をいたしました。
フロントのホリゾンタルポケットが大変特徴的な、90年代の軍パンです。
シルエットがほかの軍パンと異なり、細めなので、いろいろなスタイルに合わせやすいと思います。
特にキレイ目なスタイルとの組み合わせはしやすいはず!
フランス軍の中では、オリーブドラブ単色のパンツの最後の世代かもしれません。
(現代の装備はほとんどが迷彩になっていますので)
フランス軍単色パンツの中では、まだ球数が多く、お値段的にも手に入れやすいと思います。
気になる方は探してみてくださいね!手に入れるなら今かもですよ!?
それでは、また!
コメント
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