こんにちは、虚空蔵です。
冬ももう終わり、暖かい季節がもうすぐです。
そうなると・・・冬にしか着られないものを最後に着ておきたい。
なんて思いません? 貧乏性ですかね。
そこで、今日春本番になる前に着ておきたい、と思っているのが、
アメリカ軍の名作アイテム、
N-3B です。
では、早速いってみましょう!
■ 半世紀変わらぬファッション性と耐寒性能
というわけで、
アメリカ軍の N-3B ジャケット。
極寒の地でも活動できるヘビーアウターとして、世界中で支持を得ているアイテムです。
アルファインダストリーやアヴィレックスなどから最新素材のN-3Bも出ていますし、最近ではユニクロもN-3Bをベースにしたアウターを販売していましたね。
それだけ、国内外でも変わらぬ人気を保っているアイテムといえるでしょう!
背面から見ると、特に目立つのが、がっしりとした、ファー付きの特大フード。
いかにも、寒さに強そう!って雰囲気です。
街でもよくみるアウターではありますが、半世紀以上このデザインのまま、今でも愛されているというのは驚きじゃないですか?
■ うちの N-3B は・・・
うちにいる、N-3Bは・・・
- 1979年製
- LANCER CLOTHING CORPORATION製
- サイズ:MEDIUM
という子です。
N-3Bの正式名称は
PARKA,EXTREME COLD WEATHER,TYPE N-3B WITH SYNTHETIC FUR ON HOOD !?
長っ!
途中に入っている、N-3B が通称として使われているんです。
着丈が短いN-2Bはパイロット用(コックピットで邪魔になるからですね)。N3-Bは地上勤務隊員用なので、着丈が長めなタイプとなります。
ちなみに、N-3BのBは【冬用】って意味です。
マイナス10~30度という、温度帯分類的には”ヘビーゾーン”の極寒気温に対応できるように、選定する素材、デザイン、縫製などが厳しく管理され、完成されたアウターなんですって。
アイテム名に EXTREME COLD WEATHER と入っているくらいですもの。
60年代にはほぼ現在の形が完成されていたということで、半世紀以上も基本のデザインを変えることなく、受け継がれてきているのは、初期の構造がいかに素晴らしいレベルで完成された優秀なデザインだったかということですね。
うちのN-3Bは、白毛ファー仕様のものになります。茶色のファーのN-3Bもありますが、個人的には白毛のほうがセージグリーンによりフィットする気がします。
ちょっと驚いたのは、アウターシェルがコットン80%ナイロン20%だということ。防水対応も含め、もっと化繊率が高いのかと想像していましたが、70年代製ですからそんなものかもしれません。
インナーは100%ポリエステル。綿入りの軽いお布団的な感触です。(ですが、現代のダウンコートなどと比較すれば、それはそれは重いです。比較しちゃダメ。)
■ 耐寒性は最強クラス。アラスカンジャケットの名称も伊達じゃない!(使用感やコーディネート)
パーツは?
N-3Bの特徴といえば、顔や首周りを極寒の寒さから守ってくれる、ファー付きの大きなフードでしょう。
毛足の長いファーもふくめて、仮に吹雪や悪天候の中にあっても、きちんと視界を確保するための仕様なんですって。
ボディ前面には、開閉のためのジッパーとともに、すきま風を防止し、ジッパーが凍結するのを防ぐためのストームフラップがついています。
ストームフラップはボタンでの開閉スタイルとなります。
いずれも手袋をしたままでも、開閉が可能なように、大き目の作りとなっていますね。
気に入っているのは、胸についている大き目の、ハンドウォーマーポケット!
手を温めるためのポケットですが、ここの内張りが、ガーゼ風のやさしい素材で、素手を入れるとなんだかホンワカするんですよね。腰のフラップポケットの内張りも同じ仕様になっています。
左袖には、エマージェンシーキットやたばこを入れることができる、ジッパーで開閉可能なシガレットポケットも装着されています。
ヘビーデューティだからこその、ギミック満載でお得です! というか、楽しい。
男性ならわかってくれるはず!
サイズ感は?
それでは、いざ着てみましょう!
ベースは、身長178cm・体重72kgです。
羽織ってみると、こんな感じ( ^ω^)・・・
わずかに大き目ですが、下に着込むこともありますし、最近のサイズ感覚(大き目OK)だとこれくらいでもありでしょうか?
大き目のサイズを着ると、気になるのは、袖口ですが、
袖口は少し長めの仕様。
ですが、このN-3Bは、袖口にニットのリブがありますので、しっかり袖元で止まります。
ですので、袖丈が長すぎて、幽霊状態になる心配はなさそうですし、冷気が袖口から入ってくるのを止める役割もあるんです。
着丈は、お尻がしっかり隠れる長さ。
腰回り内側にはドローコードが入っています。
腰回りをフィットさせつつ、裾からの風の侵入を防いでくれ、こちらも寒さからしっかり体の芯を守ってくれます。
■ まとめ
ということで、今日は、アメリカ軍の N-3B を、お伝えしました。
通称アラスカンジャケットと呼ばれるのも伊達ではない、マイナス10~30度という極寒の環境下でも活動できる、アメリカ軍の究極の名作ミリタリーアイテム。
一度はオリジナルを着て、その防寒性を体感してみたくなりますよね。
それでは、気に入った方は試してみてくださいね!
ではまた!
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