こんにちは、虚空蔵です。
木々の新芽が芽吹いて、新緑が気持ちのいい季節です。
日差しがだんだん強くなってきましたが、まだまだジャケットが楽しめる季節。
今日は、フランス軍のエアフォースフィールドジャケットを、チェックしてみたいと思います!
スタイリッシュなウェアが多いフランス軍のジャケットですが、これはその中でも結構細めのものになります。
それでは、いってみましょう!
■ フランス軍版の、ジャングルファティーグジャケット!?
今回ご紹介する、フランス軍のエアフォースフィールドジャケット。
前面に(胸2つ、ウエストに2つ)4つのポケットがついているあたり、アメリカ軍のジャングルファティーグジャケットやBDUジャケットと似たような仕様になっています。
フランス軍版の ジャングルファティーグジャケット というイメージでしょうか。
着用するうえでの大きな違いは、
アメリカ軍のものと比較すると、生地が結構厚手でしっかりしたものになりますので、Tシャツの上に着用するとしても、初夏までは着られない程度の生地感となります。
春・秋に長袖Tシャツと組み合わせるくらいが、最も着こなしやすい着用イメージではないでしょうか。
ジャングルファティーグなどは、暑い気候の下での活用を考慮されたウェアなのに対し、こちらはフランス本国での利用を想定されているウェアなのかもしれませんね。
フィット感については、
ユーロミリタリーの例にもれずもたつく感じはありません。
そのユーロミリタリー・フランス軍のウェアの中でも、特に、タイトな着用感です。
■ うちの フランス軍 エアフォースフィールドジャケット は・・・
うちにある、エアフォースフィールドジャケットは・・・
- 製造年不明(70~80年代頃?)
- サイズ:92CGM
- SOVICO製
という子です。
今にも消え入りそうな、タグ上部の
「FABRIQUÉ EN FRANCE」 は”フランス製”を表しています。
92CGMの92は胸囲のサイズで、Cは着丈短めだと思いますが、そのあとのGMについてはどういう意味か分かりません?
確実な情報調べられたら追記します。
このジャケット、
実は、もう1着持っていて、そちらは【86LPM】というサイズです。
ということでCGMやLPMというサイズ表記があるんですよね。
どういう意味なのかなぁ。
こちらのジャケット、
まだ、古着屋さんでも出会えることが多いですね。
どうしてか?人気がないのか、他のフランス軍のヴィンテージ軍モノと比較しても、安めの値段設定が多いように感じます。
■ フランスらしく、メチャ細身のミリタリージャケット!
パーツは?
まず生地に関しては、コットン100%です。
経年変化が楽しめそうな生地感です。
使用されている生地は、目の細かいヘリンボーン生地が採用されており、深みのあるフランス軍独特のオリーブ色を醸し出しています。
フロントはフルジップタイプ。ボタンと比べて、やはり手間取らないのは便利ですね。
うちのジャケットのジッパーはYKK製のものが採用されていました。
ダブルジップではありませんので、下で止めて、上に引き上げるタイプとなります。
前面には、両胸と、両ウエストに各2つ、計4つのフラップポケットがあり、各ポケットはスナップボタン2つで開閉するようになっています。
ポケットにはマチがありますので、厚めのものも収容することが可能。
厚み2~3cmのものなら問題ないレベルかと思います。
右胸には、ベルクロパネルが付いています。
袖口もスナップボタンで調節が可能。
最も閉める形態では、シャツの袖元くらいの感覚まで締めこむことができますので、相当細身のスタイルに見せることもできますよ。
スナップボタンは、F2ジャケット・パンツなどでもみられる、突起のついたすべり止めタイプです。
フランス軍っぽいパーツです。
襟裏は、ジグザグミシンで強度をあげています。
ウエストと裾部分にはドローコードが入っていますので、この2か所は体型に合わせて、調整することも可能です。
サイズ感は?
それでは、着用してみましょう!
ベース、身長178cm、体重72kgに対して、【92CGM】 着用です。
羽織ってみると、こんな感じ( ^ω^)・・・
ジャケットが、結構ワーク感が強いので、他はキレイ目に押さえておいた方がまとまりやすいと思います。
スーツスタイルの上に着用すると、ちょっと間違うと現場の監督さん的風合いが感じられるので、難しいですね。
パンツを変えて、街着のスタイルに見せてあげる必要がありそうです。
最初にご紹介した通り、実は、
うちにはもう1着、【86LPM】という別サイズもありまして。
実は、こちらの1着を、先に購入したのです。
購入したときはこれしかなかったので比較しようがなかったのですが、今回ご紹介した92を手に入れた後、92と86を比較すると、86LPMの方は、袖丈はちょっと不足していますし、前ジップも閉まりにくい、という状態でした。
着られなくもないんだけれど、かなり窮屈な感じ、ですね。
私にとっては、同じフランス軍のF2ジャケットは【88M】がベストサイズで中にパーカーなどを着込んでも問題ない程度。
それと比較すると、こちらのジャケットは同じくらいの【86LPM】で結構タイトなので、Tシャツなどの薄手の衣類の上に着用する設定なのだと思います。
しかし、うちの86君にも、とてもいいポイントがありまして・・・
それが、スナップボタンなんです。
上の写真を見てもらいますと、ボタンの違いが一目瞭然です。
ボタンが違うと、全然雰囲気が違います。
突起ボタンはワーク色が強く、作業着感がUPします。
ツルッとしたボタンは、ジャケットのオリーブ色の上でもキラリと光ることも相まって、ジャケット全体のワーク感が抑えられる印象が出てくるんですね。
特に、フロント面には計8個のボタンが正面向いてついていますから、このパーツの与える印象は地味に大きいように思います。
個人的に、92のほうが、「サイズはあっているはずなのに、なぜかコーディネートしにくい」と感じていたのは、このスナップボタンの印象のせいだったのかもしれません。
というわけで、個人的には
ツルっとしたボタンのほうが、ジーンズ・Tシャツなど、色んなコーデにも合わせやすいのではないかと感じています。
このスナップボタンの違いは、サイズによるものではなく、製造年代もしくはメーカーによる違いだと思われますので、気になる方は探してみてください。
■ まとめ
ということで、今回はフランス軍のエアフォースフィールドジャケットをご紹介しました。
スタイリッシュなビンテージものが多い、フランス軍のアイテムの中でも、特にタイト目のジャケット。
キレイめなコーディネートに合わせると、いい具合にカジュアル色が強くなり、コーデバランスをとってくれる1着だと思います。
少し縦長のボックスシルエットの効果で、細めのすらっとしたスタイルが完成できますよ!
まだまだデッドストックも、それも手ごろな価格で手に入りそうですから、気になった方は探してみてくださいね。
それでは、また!
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