こんにちは、虚空蔵です。
今日ご紹介するのは、フランス軍のチャドシャツ。半袖ミリタリーシャツです。
本格的な夏。毎日暑いですね。
蝉の声が、BGMというか、何というか。
ま、彼らも短い生を謳歌しているので、心地よくとはいかないまでも、
合唱を聞いてあげることにしましょう。
そんなことで、真夏に長袖は無理。半袖必須ですよね。
ミリタリー本物で、シンプルなオリーブの半袖。
かつ、現在でもデッドストックで手に入りやすい、となれば、このシャツが上がってくるのではないでしょうか?
それが、今回ご紹介する、フランス軍のチャドシャツです。
それでは、いってみましょう!
■ フランス軍。軽快な半袖ヘリンボーン(HBT)生地のトロピカルミリタリーシャツ!
今日ご紹介するのは、
ユーロミリタリーの中でも特に人気な、フランス軍の半袖シャツです。
ミリタリーシャツにおいての半袖アイテムは、結構珍しいですよね。
元々長袖のアイテムの袖をカットオフして、半袖にしたものは結構見かけますが、
最初から半袖のアイテムって、数が少ないのではないでしょうか?
まぁ、ミッションにあたる際に、両腕むき出しということは考えにくいですものね。
それはさておき、なぜチャドシャツ、という名称なのでしょうか?
こちらのシャツはフランス軍がアフリカのチャド共和国に駐留していた際、装備されていたということから、【チャドシャツ】の名前が付いたといわれています。
ということは、熱帯仕様になっているってことで。
薄手のヘリンボーンツイル生地が用いられておりまして、丈夫で通気性もよいのが特徴です。
夏場に使いやすそうではありませんか!!
ちょっと、期待できそうでしょ?
■ うちの、フランス軍 チャドシャツは・・・
うちにある、フランス軍 チャドシャツは・・・
- 1985年製(?)
- サイズ:35/36
- ●●製造
という子です。
デッドストックで手に入れました。
Webでよく見るのは、より明快なタグが付いているものが多くみられます。
フランス軍でよく見られる、5㎝×5㎝くらいのタグで、製造年やメーカーもバシッと記載があるやつ。
あれだと、メーカーなんかも明確にわかるんですけれどね。
その点では、私の持っている1着は、チャドシャツの中でも古いスタイルのものなのかもしれません。
タグの形状が見づらいですから。
裾についているタグには、
1985 (と見える)の数字と
NORAUDE TREBES (と見える)の記載がみられます。
これが、メーカー名かどうか?よくわかりません。
さて、わかりやすいところを見ていきましょう。
35/36サイズは、
- 肩幅:44cm
- 身幅:50cm
- 袖丈:23cm
- 着丈:74cm
というサイズ感です。
細いでしょ?
胸囲とウエストは問題ないんですが、どこがきついかって、脇の下。
アームホールが結構小さいんですよね。
これ、軍人さん入るのかな?と思わされるほど。
普段のミリタリージャケットの感覚で購入すると、ちょっと失敗しそうなアイテムです。
と言いつつ、サイズが大きくなると、今度は丈が長くなってしまうので、
前を開けて着用するのであれば、不格好になってしまうのが悩みどころ。
後ほど、着用画像掲載していますので、参考になるとうれしいです。
■ フランス軍 チャドシャツ おすすめパーツと特徴
チャドシャツ のパーツは?
さて、パーツを見ていきましょう!
こちらのフランス軍チャドシャツ。
まずは、正面全体像です。
一番上の第一ボタンまで留めたスタイル。
意外とかっちりしています。
制服っぽい雰囲気が漂います。
襟が小さめなので、今風にシンプルに見せることができると思います。
背面は、切り替えもダーツも入っておらず、とてもシンプルです。
このあたりも、普段着に取り入れやすいポイントかもしれませんね。
(ボケてますね。すみません!)
開襟状態にしたのがこちら。
通常販売されているときには、こちらの雰囲気の画像が多いと思います。
小さい襟の形状ですが、開襟すると、ロールがきれいに出て胸の方まできれいに開きます。
両方の胸には、アイテムの落下を防ぐ、フラップ付きのポケットが付いています。
マチがつくってあるので、見た目よりも収容能力は高いかと。
(しかし、膨らませない方が恰好は良いと思います。)
また、フロント心臓あたりの位置に、ベルクロが付いています。
階級章や部隊表記のためでしょうか?
この位置は独特ですが、邪魔にならないのか?いつも気になります。
街着として着用する際にワッペンなどはつけないので、いいんですけどね。
ベルクロ部分を拡大したところ。
サイズ感的にもかなり小さめ。
この正方形の形状が珍しい。
アクセントとしては、即フランス軍の実物とわかりますので、とても雰囲気がでると思います!
この正方形ベルクロは、フランス軍の
エアフォースフィールドジャケット や、
F-2ジャケット にもみられる特徴的なパーツです。
生地は熱帯地方で使用されていただけあり、軽快な薄手のヘリボーンツイル(HBT)生地で、
丈夫でかつ、通気性にも優れていそうです。
肌触りもごわごわするわけではなく、サラッとした感じ。
なにより、薄手なので、ミリタリージャケットを着るような重さを感じずに済むのが、夏場はありがたい!
とはいえ、ユニクロのエアリズムを着ているような涼感があるわけでは、
”もちろん”ありませんので、その点は悪しからず。
肩にはエポレットが付いています。
細目のシルエットですが、このエポレットがあることで、ミリタリーらしさが担保されているといえるでしょう。
スリムなシンプルさと、ゴツさが同居しているところでもあります。
右胸ポケットの上には、ネームタグをつけるためでしょうか、こちらにもベルクロパーツがついており、アクセントになっていますね。
チャドシャツの サイズ感 と コーデ
それでは、着用してみましょう!
ベース、身長178cm・72Kgに対して、【34/35】サイズ着用です。
羽織ってみると、こんな感じ( ^ω^)・・・
うーん
第一ボタンのあたりや、肩口周り、思った以上に突っ張ってますねぇ。
このシャツ、購入したのは東京上野の中田商店さんで、だったと記憶していますが、路上に出ていたので、試着しなかったんですよね。
しかし、少なくとも鏡ではあわせてみて、肩幅・身幅くらいはチェックしたんですが・・・。
まさか軍モノシャツで(袖太目が多いですからね)、アームホールで引っかかるとは思いもせず。
いま、改めて購入するならば1サイズ上げますね。
オーバーサイズ好きな方なら、もっともっと上げてみてください。
私のこのシャツは、もう5~6年使っていると思いますが、まだ張り感があり、
古着のくったりしてくる雰囲気にはたどり着きません。
着倒して、くったりするレベルまで行くと、かなり着心地がアップする気がします。
そうなれば、直接肌に着用しても気持ちがいいかも?
そういう意味でも、経年変化は楽しみな品かもしれませんね。
ちなみに、この肩掛けはバリ島のウブドで買った BALI BUDDHA です。
ただのぺらっぺらの布なんですけど、薄いだけに体への密着感が安心でして。
側面にあると、上部はぴったりくっつく(マグネットとかベルクロとか、何もついてませんよ(笑)。ただの布です)ので、小悪人さんから掏られたこともありません!
もう20年近いお付き合いですが、破けることもなく付き合ってくれています。
ひそかな、夏のお気に入り。
きっちり着るのは、軍服感が強すぎて、ちょっとどうなの?
という方には、春秋でしたら、パーカーなどでオリーブの露出を抑えるのもいいかもしれません。
とはいえ、フロント部のベルクロパーツは正面ど真ん中についていますので、ジッパーを閉めない限り自己主張してくれますよ。
エポレットが付いているので、カーディガンなどの薄手のものとは、干渉しあうので、少しあわせにくいかな。
今気づきましたが、どのコーデも、黒パンツにしていますね。
ということは、このシャツ、思った以上に、上着としての主張は強いのかもしれませんね。
(なので、パンツはモノトーンで・・・おとなしく)
■ まとめ(チャドシャツについて)
というわけで、今日は、フランス軍のチャドシャツをご紹介いたしました。
名前と由来が、またミリタリー心をくすぐられます。
ミリタリーシャツの分野でも、珍しい半袖アイテム。
それも、かなりタイトなシルエットで、夏場の活躍間違いなしですね。
シンプルな中にも、ベルクロのパーツで、フランス軍の本物感をナチュラルに主張できるアイテムです。
街着としても取り入れやすいレベルだと思いますよ。
こちらも、まだ安価かつ、デッドストックで手に入るアイテム!
市場にでている球数も、多そうですので手に入れやすいですね。
ただし、購入の際は、肩回りのサイズによくよくご注意くださいね!!!
それでは、また!
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