こんにちは、虚空蔵です。
今日ご紹介するのは、アメリカ軍の ヘリクルーシャツ。
このシャツの最大の特長は、生地感。
難燃性の生地を使用していて、このナイロン生地が薄手のため、幅広い季節で活用して頂けるお得な一着になっています!
シャツのデザインとしても非常にシンプルなので、着る人を選びません。
軽めの着心地で、シャツジャケットとしても使えますので、1つ持っておくと、とっても便利ですよ。
街中でも、着ている人とかぶりにくいのもポイントですね。
それでは、いってみましょう!
■ とにかく、長い季節で使いやすく、羽織りやすい1着
今日ご紹介するのは、アメリカ軍のNOMEXヘリクルーシャツです。
アメリカ軍のヘリコプタークルーパイロットや、搭乗員が使用していたといわれています。
生地は、ポリアミド(耐熱ナイロン繊維)で作られている、パイロット用のシャツ。
左の襟裏側に、ベルクロで留めるタイプのチンストラップがついており、スタンドカラーシャツのように見せることもできますよ!
フロントの開閉はジッパー式。
ジッパーの前には、前立て付きで、防風もばっちり。
袖口はベルクロで自分サイズに調整が可能。
左の肩(二の腕部分)にはペンさし付きのユーティリティーポケットもついており、両胸部分にもフラップ付きのポケットが配置されています。
シャツジャケットとしては十分な機能ですね。
さらっとした生地とも相まって、軽やかに使えるシャツです。
生地自体は薄手なので、幅広いシーズンに対応してくれます。
■ うちの、アメリカ軍ヘリクルーシャツは・・・
うちにある、アメリカ軍ヘリクルーシャツは、
- 1971年製
- サイズ:Medium-Short
- E.C.T Corporation製
という1着です。
MEDIUM-SHORT サイズは、
- 肩幅:46cm
- 身幅:57cm
- 袖丈:58cm
- 着丈:72cm
こんなサイズ感です。
ショートだけに、私にとっては、ちょっと袖丈が短いです。
こちらのシャツ、正式名称は、
SHIRT,FLYER’S,HOT WEATHER,FIRE RESISTANT
です。
71とありますので、1971年製。
1971年製ということは、ベトナム戦争の頃?
ちょうど、このシャツが生まれてから、約半世紀ってことですよ。
半世紀と言えば、人で言うと2世代前・・・。
歴史を感じますよね。
そして、HOT WEATHER ということで、熱帯仕様、かつ、
FIRE RESISTANT ということで、難燃性の機能を秘めています。
■ FIRE RESISTANT(NOMEX)の生地感が珍しい!
アメリカ軍ヘリクルーシャツ のパーツは?
さて、パーツを詳しく見ていきましょう!
フロントです。
初見で見て頂けている通り、耐熱ナイロン繊維ならではの、テロんとした雰囲気です。
裾はストレートで短めなことで、アウターとしても着用しやすくなっています。
両胸にフラップ付きのポケットがありますね。
ボタンがどこにも露出していないので、非常にシンプルなスタイルに見えると思います。
このシンプルさが、どんな服装とも合わせやすいんです。
背中側も、さらにシンプル。
ダーツも、切り替えもありません。
シンプルそのもの。
もはや書くことがありません(笑)
エポレットもありませんので、軍モノ過ぎる主張も少なめ!
軍モノで、エポレットが苦手な方もいらっしゃいますものね。
襟元、右側からの様子です。
左襟についているチンストラップを留めるための、ベルクロのベースがついています。
襟周りは、少し毛羽立ちが見られますね。
NOMEXの生地の特徴だと思いますが、通常のコットン100%の生地などと比較すると、少し毛玉ができやすいようです。
フロントはジップタイプの開閉式なのですが、長めの持ち手がついていました。
グローブをしていても、開閉がしやすそうです。
チンストラップを閉めたら、こんな感じです。
寒さを感じるようになってきたら、チンストラップを占めて着用するのもいいですね。
また、チンスト閉めて、このシャツをインナー使いしても、バランスよく着用できると思います。
シャツ1着ではありますが、結構着用のバリエーションが取れますよね。
胸のフラップポケットを開けたところです。
アメリカ軍のシャツによくあるタイプの留め布です。
尿素ボタンが使われていますね。
アメリカ軍のシャツでは、尿素ボタンが外に見えて、主張するタイプのシャツが多いと思いますが(OG-107,OG-507など)
このヘリクルーシャツは、胸ポケット内側のパーツにしか採用されていませんので、ボタンが外に露出している部分がありません。
その点でも他のアメリカ軍のミリタリーシャツと雰囲気が違って見えますね。
袖元は、ベルクロ止めになっています。
広めのベルクロで、非常に着脱しやすいです。
年代物のベルクロの場合、柔らかい側の生地がぼさぼさになっていて、かみ合わないものも結構ありますが、ヘリクルーシャツのベルクロは面積が広いからか、あまり痛みを感じませんでした。
もともと、がっちり噛みつかせるというより、少し固定力が弱めのタイプのベルクロを使用しているのかも。(なのでベルクロ生地が傷みにくい?)
左手上腕部にはポケットがついています。
ペン差しと、煙草入れのポケットという用途でしょうか。
こちらもジップには、布の持ち手がついており、開閉しやすい。
しかし、便利さと、収納力と裏腹に、少しふくらみのあるポケット形式なので、肩あたりがすこしマッチョに見えやすいかもしれません。
最近は女子でミリタリーものを着用している方も多いですが、このヘリクルーシャツを着ている方は見たことが無いかも。
本能的に、マッチョ系に見える可能性を避けているのかな?
ここもジッパーパーツには、引手がついており、開閉しやすくなっています。
生地は、薄手の生地になっています。
上の写真では、晴れた日に裏側に掌をおいて撮影してみたもの。
うっすらと掌の形が見えますよね。
そのくらいの透過率ということです。
ですので、夏場、Tシャツだけでは物足りない時や、初秋の頃などパッと羽織るのには特におすすめ。
生地も薄手なので、ミリタリーものの中では非常に軽い部類に入ります。
ただし、前述しましたが、難燃性の素材のせいで、毛玉はできやすいみたい。
上の写真は、襟もとのタグですが、襟の部分に毛玉ができています。
上から4行目、100% HIGH TEMPERATURE RESISTANT NYLON の記載があります。
ということで、全体が難燃性の生地で製造されているのが確認できますね。
難燃性の生地のことを、NOMEXと表現されているお店も多いと思います。
ナイロン生地なので、しわが寄りにくいのも特長です。
アメリカ軍ヘリクルーシャツ のサイズ感は?
それでは、着用してみましょう!
ベース、身長178cm・体重72Kgに対して、【MEDIUM-SHORT】着用です。
羽織ってみると、こんな感じ($・・)/~~~
1着目は、黒のスキニージーンズと合わせて。
半袖ポロのインナーとあわせ、腕まくりしてます。
ちょっと袖の長さが短めなので、どうしてもすこしだけアンバランスに見えるので、手首が見えるくらいまで捲っています。
こんなスタイルがOKならば、真冬以外は対応できますよね。
あとはインナーを、長袖にしたり、モックネックにしたり、ストールを巻いたりで調整可能です。
(私の個体の場合、袖が短いので、長袖と合わせるとインナーの方が長すぎて・・・×。)
斜め掛けしているのは、チェコ軍のキャンバスショルダーバッグ。
シンプルすぎるくらいのスタイルに、チェコのバッグがスパイスとして効果的。
(本当は荷物持ちたくないだけですが・・・。)
こちらは、晩夏~初秋頃のスタイルです。
まだ暑いが、少しだけ秋の雰囲気を入れ込みたいな、とこういう時期にこのシャツはピッタリなんですね。
初秋の時期って、ぶっちゃけまだ暑いじゃないですか。
そこで秋物って言われてもねぇ。というタイミングで、この薄手のシャツを羽織ると、オリーブの色味と相まって、急に秋の長袖コーデに変身できるんですね。
写真のように、ハーフパンツと合わせるのもおススメです!
いや、本当に結構便利ですよ。
薄くて、ナイロンの生地なので、バッグに入れておいても(ミリタリーものにしては)かさばりにくい(し、しわも付きにくい)のも魅力的。
夏は、大荷物を持ちたくないですからね。
こちらは、秋のイメージで。
チノの色味が混ざると、秋の雰囲気が出ますね。
こんな感じでシャツジャケットとして使うのも、とても便利です。
丈が短いのが、使いやすいポイントですね。
この時は襟を立てて着用していますが、左の襟はチンストラップが留めてあるため生地が二重になり、立ちやすいのですが、右の襟は一重の生地(襟の生地のみ)のため、へたりやすいです。
この点はデメリットポイントかな。
インナーは、アメリカ軍の半袖シャツ。
パンツは、ベルギー軍のチノパンツと合わせています。
■ まとめ (アメリカ軍ヘリクルーシャツ)
さて、今日はアメリカ軍のヘリクルーシャツをご紹介しました。
難燃性の薄手の生地で、シャツジャケットとしても使いやすい一着です。
透けるような生地のおかげで、長い期間楽しめる相棒になること間違いなし。
私も、程度の良いサイズピッタリなものを見つけたら、買いなおしたい一品です。
私のサイズ感だと、やはり【S-R】が良いのかなと想像しています。
まだ、デッドストック状態の品を見たことは無いのですが、中古であれば、遭遇できる確率は高いと思います。
気になった方は、探してみてくださいね!
それではまた!
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