こんにちは、虚空蔵です。
今日ご紹介するのは、ウェアではなく小物。アメリカ軍のレザーグローブです。
本革製の手袋。
冬場は重宝しますよね。
それも軍モノかつ、レザー製ですので、オンスタイルにも着用可能。
手元も暖かく、とても便利な一品です。
それでは詳しく見ていきましょう!
■ 本革を使用した、重厚感のあるグローブ
アメリカ軍のレザーグローブ。
正式名称は、グローブ・ユニセックス・ブラック・レザー・ドレス、です。
男女問わず使用できるようなサイズ展開になっているんでしょうね。
このグローブは、アメリカ軍っぽく、がっしりとした造りの手袋。
早速見てみましょう。
ブラックレザーの手袋なので、オンでもオフでも使いやすいですね。
しかし、シルエット的には、ワーク寄りのごつめの手袋ですので、コートならまだ何とかOKかもですが、ジャケットだけにこのグローブを着用するのは難しいかも?
コートの袖口には入れ込めますが、ジャケットの袖口には入らないかも知れません。
写真のグローブセットは、私のものですが、左右とも同じサイズですが、微妙におおきさが違います。
また、革質もかなり異なっていて、右手の革はサラーっとしたスムースな革質。左手の革は、小じわが目立つ、シボ感すら感じるような雰囲気です。
もちろん、一双の商品として購入し、同時に使用し始めたものなんですけどね。
こちらが手のひら側。
手のひら側のシワ感も異なりますよね。
不思議・・・。
私は右手の革質が好みです・・・!
詳細は後ほどご紹介させていただきます、最後まで見ていってくださいね!
■ うちの アメリカ軍 レザーグローブ は?
うちの、アメリカ軍 レザーグローブは・・・
- 製造年不明
- サイズ:10
- SAMCO JOHNSTOWN,N.Y.製造
このように、タグは手袋の中、甲側の袖口部分に縫い付けられています。
比較的邪魔になるので、切る人も多いかもしれません。
ということは、もしユーズドで手に入れると、履歴がわからなくなってしまう可能性が高いかも。
タグを見ていくと、まずは正式名称。
そして、素材の記載があります。
内張の素材は、50%ポリエステル・50%ウール製。かなり暖かい。
そしてコントラクトナンバー。
これでチェックすると、シープスキンだと分かりました。
サイズ10というと、
全長27.5cm、(グローブの)中指の長さ9.5cm・手のひら部分の幅11.5cm というサイズ。
(私の手は、中指長さ10cm、手のひら幅9.5㎝くらいです)
私の手、少しだけ大き目なのか、あまり合う手袋が無いんです。
特に伸縮性のない、革製品のものだと、特に・・・。
10年以上、洒落た革グローブは無いかと探しておりますが、出会った(入った)ためしがなく。
もちろん、輸入品で高価な海外ものだとあるんですよ。
しかしそれだと、コンセプトの”みのたけ”に合わない、ということで。
そこで、このグローブは大き目の10以上のサイズもありましたので、ダメ元で購入したところ、なかなかに良いサイズ感だったのです。
貴重な出会いでした。
購入直後は倉庫で眠っていたためか、革も干からびた感が否めませんでしたが、レザー用品で少しだけ手を入れてあげると、すぐに本来の輝きが復活し、高級な雰囲気になりました。
手入れ後の革の雰囲気はとてもよく、特に右手の革はぬめっとした鈍い輝きが感じられます。
■ ブラックレザーが鈍く輝く、ドレス寄りの逸品レザーグローブ!
アメリカ軍 レザーグローブ のパーツは?
それでは詳しいパーツを見ていきましょう!
まずは、手の甲側です。
なるべく自然な光沢が見えるよう、太陽光での映り具合を。
甲側。
本革ですので、かなり本革独特の輝きがありますね。
とはいえ、革質に個体差があると思われますので、しわの寄り方などは、一点一点で異なるでしょう。
私のグローブは、左手の革はこの写真のように、かなり細かいシワが刻まれており、しわが寄りやすい質感のようです。
ヨーロッパのグローブのような滑らかな革質を想像していると、シボ革のようにも見えてしまうかもしれませんね。
手のひら側です。
手袋としての造りはシンプルで、普通のグローブの作り方と同じようです。
とはいえ、指の間をカバーしている革も、同じ厚みのものを使ってあるようで、指の間にはかなり厚みを感じることになります。
特に手のひら側の縫い目は、厚みを感じるのではないでしょうか。
手首側の長さは、しっかり腕時計が入り込んでしまうくらいの長さがありますので、コートの中に入り込めば保温性も高そうですね。
ただし、袖口にリブはありませんので、袖口は開きっぱなしの仕様です。
あとは、私の個体には、右手手のひら側にコンパスで刺した程度の小さな穴が開いていました。
デッドなのに、手のひらに穴が開いているって、何があったのでしょうか?
指の股部分の縫い目、モリッとしっかり盛り上がっていますよね。
それに対して、親指のパーツは意外とシュッとして、スマートな感じ。
甲側の指先アップです。
結構、小じわというかシボ感というか、目立ちますよね。
甲側の縫い目は、目立ちにくいように処理されています。
グローブのサイズに対し、指の長さは短めな気がします。
なるべく幅広い方が使えるようにという配慮なのでしょうか?
あと5㎜でいいので、指パーツが切れ込んでいたら、もっとフィット感が高くなるんですが・・・。
指部分を、横からの視線でチェックしてみました。
スーツスタイルで着用するような、ラム革の細いレザーグローブとはちがって、耐久性重視の頑丈そうな造りです。
指の一本一本も太めでごついです。
人差し指と、小指の外側はマチをとるための別革を使わずに、一枚革で包み込むような造りとなっています。
最後に、グローブの内側を見てみましょう。
手首側で外側の革を折り返して縫い留めしてあります。
その奥には、ライナーが。
内張は、ウールとポリエステルの50%混紡で、厚めの生地。
この生地の厚みのおかげで、薄手の革グローブだと悩ましい、革グローブ特有の冷たさはずいぶんと軽減されています。
一方で、内張の厚さが、グローブ全体のボリューム感にもつながっているのは否めないかもしれませんね。
そこは軍モノ、実用性重視ということでしょう。
アメリカ軍 レザーグローブ の着用感は?
それでは、着用してみましょう!
ベース、身長178cm・体重72Kgに対して、【10】着用です。
着用してみると、こんな感じ(*^-^*)・・・
コートだと、グローブの袖口側が開いていても、コートの袖幅に収容できるので、それほど違和感がありません。
本革ならではの、光沢がドレスを感じさせてくれますね。
しかし、ボリューム感はありますので、ブラックレザーのスマートさとシルエットの無骨さ、どちらが目立ってしまうのかは、服のコーデとバランスしてあげる必要がありそうです。
先ほどから、「袖口側が開いていて~」と何度も記載してきましたが、「どんだけ開いとるんや!?」というお声が聞こえてきそうなので、袖口を映してみましたよ。
私、手首はそれほど細い方ではないと思いますが、それでもこの程度スペースが生まれてしまいます。
また、グローブの奥に、腕時計があるのがわかりますでしょうか?
この写真だと、時計が指先側に寄ってしまっていますが、正しい位置だとしても、グローブの中に納まることになるでしょう。
という訳で、コートならOK、スーツスタイルのジャケットだとジャケットの袖口の外側に、グローブが出てしまうでしょうから不格好になりそうです。
こちらは、フランス軍のM-64パーカーに、レザーグローブを合わせてみました。
M-64パーカーは、シェルだけの時にジャストサイズで着用したいという意図で、86Cを選んでいます。
この時はライナーも入れているので、結構パツパツですね。
そこで、このレザーグローブですが、コート比で、結構でかく見えませんか?
コーディネートによっては、夢の国のネズミさんみたく、「手デカっ!!」と見られる可能性があります。
着用の際はご注意を!!
■ まとめ(アメリカ軍 レザーグローブ)
ということで、今回はアメリカ軍のレザーグローブをご紹介しました。
黒革ですので、なにより、オンスタイルでもオフスタイルでも、両方使いやすいですし、足元の革靴と合わせれば、フォーマルなスタイルを使いやすくなりますね。
ブラックレザーの力は偉大です。
それも、アメリカサイズがありますので、手が大き目の方でもフィットする品が見つかるのがありがたい。
手のひらサイズ大き目の方、なかなか手に合うサイズのレザーグローブ見つからないですよね?
ぜひこのアメリカ軍の革手袋、チャレンジしてみてください!
(もちろん、普通のサイズもありますよ!!)
本革グローブですので、これからの使用でどう表情が変わっていくのか?
経年変化も含めて楽しみたいですね。
それでは、また!
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